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『生きている間に』 『生きている間に』石田修大著
言葉、家族、教育、女性、会社員、政治家、動物……。皮肉とユーモアを交えて切り取った二〇世紀末の日本。日経一面コラム「春秋」から著者が1994〜99年に書いた60本を抜粋。
「しっぽ切りなど朝飯前、本当に危なくなると頭まで切って生き延びる恐竜がいるのだ。ノムラドン、イチカンサウルスなどがそうで、今度はヤマイチケラトプスが頭切りをやった」(カイシャサウルス)

「リョコウバトの最後の一羽は動物園で死に、米スミソニアン博物館にはく製が飾られている。人間の愚かさを示す標本である」(絶滅動物)

「臭いを薄めて存在感すらなくした政党もある。臭いがないと正体が見極めにくい。あまり臭いを毛嫌いするのもどうか。クサヤの干物も慣れるとうまいというではないか」(生活臭)

「寅さんの世界も、家族はバラバラだ。柴又の『くるまや(元とらや)』は、おいちゃん、おばちゃんだけの老人所帯。妹のさくら夫妻は子供一人の核家族だし、寅さんは独身だ」(国際家族年)

「山下洋輔さんによると、『マイルス・デビスのデビスは尻上がりになってデビラという食い物と同じになる』」(オシンコの発音)

「ある程度、腹やウエストがないと和服は着られない、現在は洋服向きの美意識しかないから、わずかな肥満まで嫌われるというわけだ」(ダイエット・ブーム)
一九九四年 ニッポンは青/怠けること/題名のある一日/人を使うぜいたく/オシンコの発音/「5000年前の男」/国際家族年/会社をやめる父/舞妓の訴え/物騒なゴミ
一九九五年 「長屋紳士録」/「ふたりの老女」/フリーエージェント宣言/ヒノキの人生/歯質=二八/ガリ版日本史/沖縄のつるちゃん/長白山天池怪獣/千日回峰行/背赤後家蜘蛛
一九九六年 国土肥満/「おらホームレス」/ダイエット・ブーム/仏法僧/ウンマーギ/蟻客/直弧文/絶滅動物/原宿ルール/「芝浜」
一九九七年 セイケントリ/生き物の寿命/cpu 能力/カイシャサウルス/無灯の通り魔/ミトコンドリア・イブ/環状家族/染め草/エレベーター/生きている間に
一九九八年 猫の恋/「わいろ」のあめ玉/帰化植物園/ヒヤリ夫妻/日本のへそ/腰抜け先生/宇宙連歌/下腹部の毛/おしめの下がる村/沖の大夫
一九九九年 下駄のあと/めだかの学校/双鉤填墨/音の絵はがき/「ジーンとともに」/昔の名前で出ています/生活臭/ひょっこりひょうたん島/だんごう三兄弟/地域猫
あとがき
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