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『猫っ句』 『猫っ句』群星昴著
野良のため息が猫っ句になった!
 深夜、公園にあつまる二夜王と野良たち。缶詰ほしさの奇想天外な猫っ句大会で、玉と小町の恋が生まれた。人間を嗤い、飼い猫をからかい、野良の身を嘆く春夏秋冬全50句と猫たちのニャンニャン囂々。
 炎天や三味線の音のうそ寒く 小 町
 気疲れて箱に籠もれり夏の宵 玉三郎
 人を食う猫も板橋闇の坂 たか子
 食っても食ってもおいらは腹ぺこ ニャン五郎
 万両や天上天下唯我独猫 二夜王
春はおぼろ夜
夏は短夜
秋は宵闇
星冴ゆる冬
幸せの初夢
あとがき
人間には魂売らぬ猫の媚び
小 町
玉「いいなあ。その通りだ。僕だって体は撫でさせても魂は売らないよ」た「お前、コンパニオンなんて英語で呼ばれていい気になって、ホスト猫やってるんじゃないかい」五「うえっ、気持ち悪りい。奥さん、あっ、そんなとこ撫でないで、ってか」玉「バカバカ、小町ちゃんの前で、そんなこと言うな」五「けっ、猫が赤くなってやんの」

中華屋で招き猫飯にありつく
ニャン五郎
小「ニヤニヤしながらお店から出てきたと思ったら、おばさんにご飯食べさせてもらってたの?」五「暑いからさ、太平軒のカウンターで涼んでたんだよ。耳がかゆくって掻いてたら、あら、やだよ、猫が招き猫してるって大声出しやがって、うるさいから両耳隠したら、あれー、人も金も招く福猫だよって、薄いチャーシュー三枚くれた」
『猫っ句』挿絵
女社長のPET玉三郎・三丁目の小町
『猫っ句』挿絵
放浪のボス猫二夜王
暗闇のおたか婆・食いしん坊のニャン五郎
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