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創刊の言葉
 梁塵社は2002年10月から「梁塵文庫」を創刊しました。後鳥羽上皇の編纂した「梁塵秘抄」のひそみにならって、昭和・平成の名も知られぬ人たちの足跡を記録に残すことを目的にしています。

 書店には毎日新刊書があふれかえっていますが、ときどきの流行に便乗し、儲けをねらう柳の下のどじょうのような本ばかりです。「こんなものなら私でも書ける」「私の体験も本に残せたら」と思ったことはありませんか。出版などとは無縁の、そうした多くの人々の生の声を昭和・平成の記録として拾い集めてみよう。そう考えて「梁塵文庫」を創刊しました。

「梁塵文庫」は二つの方向を考えています。一つは梁塵社のスタッフや内外のライターが情報を集め、取材・執筆し、まとめていくものです。しかし限られたスタッフでは1億2000万人の記録を集成することは不可能です。それに大量に売れる本ではないでしょうから、いつまで続けられるかもわかりません。

 そこで、もう一つ、皆さんから声を挙げていただき、制作費を負担していただく自費出版の形で文庫の充実をはかりたいと思います。いわゆる自分史はもちろん、趣味の活動の記録、結婚・子育てなどの想い出、還暦・古稀などの記念などなんでも結構です。文章を書くのは苦手という方にはスタッフがお手伝いしますし、聞き書きという方法もあります。

 激動の昭和を生き抜いた生の証言から、ひそやかに暮らす平成のつぶやきまで。「梁塵文庫」にあなたの記憶も残してみませんか。
(2002年10月)
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