改札で興奮

  • JRを除く都営、営団地下鉄や私鉄など首都圏を走る鉄道各社共通で使えるプリペイドカードが広まっている。
     便利ではあるが、改札で気になるのが、「投入口」「二枚投入できます」の表示。
     投入口の用例は一部の辞書でも採用しているが、投函、投票はいいとして、改札機にカードを投げ入れるのは無理ではないか。
  • 鉄道会社が投入を採用したのには、訳がある。
     カードシステムを導入する際、資料には「カードの挿入」とあったのだが、幹部の一人が「挿入とは何事だ」とどなり始めた。
     びっくりする参加者に「あの人はEDでして」と耳打ちで説明が…。
     「えっ、ET?」
     「いえいえ、ED、エレクタイル・ディスファンクション、つまり勃起不全」。
     なるほど、改札を通るたびに挿入を迫られてはたまらない、逆に興奮する若者が出ても困る。
  • こうしてカードの挿入という実態に近い用語は却下され、投入に落ち着いたのだ。
     どこの鉄道会社だって? いや、まあ四月一日の話ですから。 (群星)