天動説復興

  • コペルニクスが地動説を発表したのは、ざっと五百年前。
     以来、島倉千代子の「地球はちいっちゃな星だけど」と歌にまで引きつがれ、地球環境を憂うる現代に至る。
     と思っていたら、未だに天動説信奉者が跡を絶たない。スケールは小さくなって、地球中心ならぬ自己中心、ジコチューだが。
  • 天動説、ジコチューの欠点は自らが宇宙の中心、社会は自分を中心に回っていると思い、周囲が目に入らないことである。
     公設秘書の給与である税金をピンハネし、外国産の肉を国産と偽り、公共の場で子供部屋のようにふるまう。
  • 彼らの辞書にないのは「はた(端、傍)」や「おか(傍、岡)」の語。
    傍目を気にせず、平気で傍迷惑な行為をする。
     岡目八目の語を知らないから、冷静に自らを振り返ることができない。 岡惚れで抑えておくべきなのに、ストーカーに転じ、殺人まで犯す。 一言でいえば「傍若無人」。  自分しか目に入らない現代人に必要なのは電算機教育ではなく、コペルニクスの地動説と島倉千代子の歌である。(群星)