真剣、真券、新券

  • 数万円入金の必要があって、郵便局の自動預払機にピン札を入れたら、
     一万円しか読みとらず「揃えて入れてください」のメッセージが。
     きちんと揃えなおして二度、三度と繰り返しても、「揃えて」の繰り返し。順番を待つ人のイライラが伝わり、額には汗が。やがて後ろからとがった声で
  • 「シンケンだからだよ」。
    (真剣?当たり前じゃない。こっちは必死でやってんのよ)。すると別の声が
  • 「シンケンなのか」。
    (真券なのかぁ? あたしを偽札使いだっていうの)。キッと振り向いて声の主をにらみつけたが、その男は「失礼」といいざま、彼女の札を奪い取った。(ど、ど、泥……)。
  • 男は奪った札をくしゃくしゃと揉みしだいて預払機に。
     機械はするするとお金を呑み込んだではないか。(あ、新券ってことだったのね)。
     清潔好き、新しもの好きの女性の体験談。新しくても一万円は一万円、皺がよっても女性は……?。    (群星)

  • ■「自伝の書き方入門」講座
     梁塵文庫編集長、石田修大が著書『自伝の書き方』(白水社)を教材に、4月から「自伝の書き方入門」講座を開講します。池袋コミュニティカレッジ(03・5949・5488)で9月まで6回、毎月第2土曜の午後1時半から3時まで。受講料は2万160円。