「戦後」も還暦

  •  昭和二十年生まれが今年、数え六十一の還暦を迎えた。
     著名人では吉永小百合、栗原小巻、落合恵子、タモリ、尾崎紀世彦ら。会社で共同、時事両通信社、角川書店、平凡社。
     変わったところでNHKの紅白歌合戦(紅白音楽試合)、宝くじ(一等十万円・純綿キャラコ)、アメリカ生まれのボールペン、タッパーウェアも還暦になる。
  •  何より還暦の重さを感じさせるのは八月生まれの「戦後」だろう。
     中村草田男の〈降る雪や明治は遠くなりにけり〉が第一句集に収められたのは、明治が終わって二十四年の昭和十一年。その倍以上も経て充分に〈戦後も遠くなりにけり〉である。
     還暦を迎えた「戦後」が忘れられていくのはやむを得ないが、新たに「戦前」として歩み始めそうな空気もある。「戦後」に赤いちゃんちゃんこを着せて、この六十年は何だったのか、じっくり話を聞かせてもらう年にしなければと思う。(小松田)

  • ◎アドレス変更しました
     戦後の還暦を機に梁塵社も心機一転、今年は戦後六〇年を主テーマに、さまざまな仕事を展開していく予定です。倍旧のご支援をお願いします。
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